氷の紳士に拾われた家政婦
床磨き、食事の支度、主人の世話──。記憶をなくした令嬢が家政婦に? 社交界の放蕩紳士のいたずら心で始まった、ほろ苦い愛の物語。
著者:ロレイン・ヒース /
訳者:琴葉かいら
訳者:琴葉かいら
社交界で浮名を流すドレーク・ダーリングには“天敵”とも呼べる相手がいる。伯爵家の令嬢オフィーリアだ。どうやら放蕩の限りを尽くす成り上がりのドレークのことが許せないらしく、やたら辛辣な態度で接してくるのだ。そんな折、舞踏会の帰り道で、ドレークはテムズ川の近くで倒れている女性を見つけた。全身ずぶ濡れで意識を失っていたのはオフィーリアその人。しかも目覚めたとき彼女はいっさいの記憶を失っていた。途方に暮れるオフィーリアを前にしていたずら心に火がつき、ドレークは告げた。「実は君は、僕の家の家政婦なんだ」
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