月をくれた伯爵
人気作家ジュリア・クインが描く、身分違いの恋。伯爵に恋した無邪気な17 歳の娘は、もういない。
17歳の牧師の娘ヴィクトリアは、ある日、村で美しい青年に微笑みかけられ、ひと目で恋に落ちた。彼の名はロバート。領主の息子で爵位を持つ彼は信じられないことにヴィクトリアに愛を囁き、結婚を約束する──だがふたりの恋は身分違い。駆け落ちの夜に彼女は父親に閉じこめられ、翌日、真実を知らされた。ロバートは彼女と結婚する気など毛頭なく、ロンドンへ発ったと。打ちのめされたヴィクトリアは家を出て家庭教師となり、辛いながらも平穏な生活を手に入れた。7年後ロバートが屋敷の客として現れ、彼女を睨みつけるまでは。
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著者紹介ジュリア・クイン著者プロフィール
大学卒業後すぐに執筆を始め、それ以来創作活動を続ける。NYタイムズのベストセラーリストで1位を獲得したこともあり、これまでに25作の作品を上梓。栄えあるロマンス作家協会の殿堂入りを果たしている。家族と太平洋岸北西部に暮らす。