追憶のフィナーレ
運命のモントフォード家 Ⅲ
運命のモントフォード家 Ⅲ
キャンディス・キャンプ〈運命のモントフォード家〉 最終話! 亡き恋人を想い続ける彼女の前に、謎めいた盗賊が現れて…。
亡き恋人ギルを想い独身を貫いてきた令嬢ニコラは、妹の家へ馬車で向かう道中、憂鬱になっていた。妹の夫こそ、かつてギルを死に追いやった憎い男なのだ。そのとき急に馬車が止まった。外を見ると黒覆面の盗賊の一団に囲まれている。その優雅な物腰から“紳士”と呼ばれる賊の首領は馬車から金品を運び出し、さらにニコラに要求した。「あなたから頂きたいものがもう一つある」彼はそう言ってニコラの唇を奪った。その口づけは彼女を罰するようで……。
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著者紹介キャンディス・キャンプ著者プロフィール
新聞記者の一家に育ち、10歳のころから小説を書き始める。クリスティン・ジェイムズのペンネームも持ち、現代小説と歴史小説の両方を手がける人気作家として活躍中。欲望と陰謀の渦巻く19世紀のイギリスを舞台にした、ちゃめっけあふれる楽しい作品で知られているが、実はアメリカ出身で、生粋のテキサス人である。