時が、ふたりを
時をこえるノーラ・ロバーツの傑作──空から落ちてきた恋人は、いつかはいなくなってしまう人でした。
人里離れた家に暮らすリビーはある夜、空を切り裂くように墜落する飛行物体を目撃した。現場に向かうとそこには奇跡的に助かったらしい、端整な顔つきの男性が。男は事故のショックで記憶を失っており、リビーは彼を家に連れ帰ってしばらく滞在させることにした。やがて彼は断片的な記憶を取り戻していくが、その言動はどこか浮き世離れしていておかしい。いったい彼は何者なの? リビーは不安を募らせながらも不思議な魅力の彼に惹かれていく。記憶を戻しつつある彼の瞳が時折り悲しげに曇る、その切ない理由を知る由もなく。
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著者紹介ノーラ・ロバーツ著者プロフィール
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、175作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える。