クリスマスの幸せ星
カーラ・ケリーの真骨頂! 聖夜に燦めく星はきっと願いを叶えてくれる。天涯孤独の少女に英国紳士が差し伸べた“プロポーズ” という名の救いの手。
著者:カーラ・ケリー /
訳者:さとう史緒
訳者:さとう史緒
1812年——ローラ・オルティスの人生は18歳にして突如、天国から地獄に変わった。名高い会計士だったはずの父親が横領と町の人々への詐欺の罪で捕まったのだ。彼女に対する世間の態度は一変。屋敷も家財道具も奪われたローラに優しい声をかける者はなく、彼女は自身の下着までもが売られる悪夢に打ちひしがれながら、辛辣な蔑みに耐えるほかなかった。そんなローラに手を差し伸べたのは英国軍医トーマス。長身で気高き名医は、すべてを失ったローラを救うため結婚を申し込み……。3世代に渡り、ある一族の奇跡を描いた珠玉作。