侵入者
気づいたときには、心を盗まれていた。 ロマンティック・サスペンスの女王サンドラ・ブラウンが描く愛の逃避行。
先住民の居留地で生まれ育ったグレイウルフは、弁護士としてネイティブアメリカンの地位向上に尽力していた。あるとき、乱闘事件を起こして投獄された彼は、刑期終了を目前に、やむを得ない事情で脱獄する。そして民家に押し入り、見知らぬ女性を人質にとった。息が止まるほど美しい彼女の名はエスリン。――一瞬にして恐怖のどん底につき落とされたお嬢様育ちのエスリンと、追われる身のグレイウルフ。二人はいつしか、互いの心の侵入者となっていく……。
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著者紹介サンドラ・ブラウン著者プロフィール
モデル、女優、テレビのリポーターを経て、作家に転身。ニューヨークタイムズのベストセラーリスト常連で、1991年8月には3作品が同時にリストに登場するという史上3人目の快挙を成し遂げた。全世界で34の言語に訳され、総発行部数8000万部を突破。ロマンス界のリーダー的存在であり、ロマンティック・サスペンスの女王とも呼ばれている。