無慈悲な王に手折られし薔薇
愛と享楽のローハン子爵家
愛と享楽のローハン子爵家
わたしは悪魔の生贄? 貧しい娘は、堕落した子爵が支配する背徳の宴に迷い込んだ――アン・スチュアートの極上エロティック・ヒストリカル!
1768年、パリの貧民街――エリナーは、男と賭博に目がない母親と、繊細で美しい妹の面倒を見ながら零落した暮らしを送っている。食べる物にさえ困り始めたある日、あろうことか母親が最後の金を持ち出してしまった。後を追い、退廃的な宴が開かれているという噂の館へ忍び込んだ彼女は、瞬く間に捕らえられ、館の主の前に突き出される。巨億の富で放埒の限りを尽くし、“地獄の王”と呼ばれるローハン子爵――彼は粗末なドレスのエリナーを興味深げに眺めると、意外にも手助けを申し出た。いい退屈しのぎを見つけたとばかりに。
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著者紹介アン・スチュアート著者プロフィール
数々の受賞歴を誇る全米ベストセラー作家。少女のころから文章を書くのが好きで、25歳のときに初めて小説を出版。以後、幅広いジャンルで旺盛な執筆活動を続ける。官能的なタッチとスリリングな展開が世界中で人気を博し、“ロマンス・フィクションの旗手”との呼び声も高い。