自惚れ伯爵の執愛
“最も愛する主人公たち”のために発刊後も推敲を重ねた、キャサリン・コールターがこだわりぬいた幻の初期作 傲慢な伯爵は求婚を断った初心な令嬢を強引に妻にするが――
厳格な父親に厳しく躾けられ、怯えて暮らす准男爵家の令嬢キャサリン。彼女は父親に支配されてきたせいか結婚が怖くてたまらず、一生独身でいようと心に決めていた。そんなある日、彼女は隣の領主で、眉目秀麗なマーチ伯爵と図らずも知り合う。何かと気にかけてくれる優しい伯爵に、孤独な彼女は友情を感じるようになった。ところが思いもよらないことに、伯爵は甘美な口づけをし、有無を言わさぬ態度で結婚を申し込んできた! キャサリンは狼狽して拒絶したものの、伯爵は甘く、けれども容赦なく彼女を結婚へと追いつめて……。
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著者紹介キャサリン・コールター著者プロフィール
テキサスの牧場で育つ。テキサス大学で学んだのち、ボストン・カレッジで歴史学の修士号を取得。卒業後はウォール・ストリートで企業幹部のためのスピーチ原稿を起こす仕事に就いた。1978年に処女作を発表。以後、歴史物ロマンスを中心に多くの作品を著し、ベストセラー作家としての地位を築いた。近年では現代物サスペンス・スリラーが人気を博している。カリフォルニア州在住。