アメジストの瞳
草原の風が運んできたのは、まばゆいばかりにピュアな恋。夏が終わると消えてしまう君に、伝えられない言葉があった…。
幼い頃から両親とともに異国の辺境で暮らし、世間を知らずに育ったリサ。財産目当ての女たちにうんざりして、愛を信じられなくなった牧場主のライ。ある夏の日に、ふたりは草原で出会った。きらきらと輝くアメジスト色の瞳をもつリサは、ライをしがないカウボーイだと思い込んだ。そしてライは、あえて素性を明かさずに、リサのもとを訪れるようになる……夏が終わるまでの、ひとときの夢のつもりで。最高傑作の呼び声高い、E・ローウェルの眩い初期作。
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著者紹介エリザベス・ローウェル著者プロフィール
1975年にアン・マックスウェル名義でデビュー。82年よりエリザベス・ローウェルとしてロマンスを書きはじめる。NYタイムズなどベストセラーリストの常連で、受賞歴も豊富。創作範囲はロマンス、SF、ミステリー、歴史小説、ファンタジーなど多岐にわたるが、自分の信念をもっともストレートに表現しているのがロマンスだと話す。同じく作家である夫との共著もある。