結婚は幸せの鍵?
実力派作家P・ジョーダンが描く、慎重な彼女に訪れた恋の予感.。結婚はしないと誓った3人に、ブーケが運んできたものとは……。
著者:ペニー・ジョーダン /
訳者:雨宮朱里
訳者:雨宮朱里
ブーケは花嫁の手を離れ、宙に舞った。次の瞬間、3人の女性が同時にブーケを手にしていた——決して結婚しないと誓った3人が。そのひとり、クレアは愛する人を亡くして2年たつが、結婚する気などまったくなかった。心の傷がうずき、誰かと親密になることも考えられないのだ。ところが義理の妹に頼み込まれ、クレアは義妹の夫の上司に部屋を貸すことになってしまう。そして現れたブラッドの顔を見たとたん、彼女は驚いて頬を赤く染めた。予想外に若くハンサムな彼はその日、公園でクレアの唇を奪い、心を掻き乱した男性だった。