きみに捧げるラブレター
ずっと愛していた。ずっと愛していく。伝えられない言葉を、届かない手紙に綴った。スーザン・ブロックマンの心にしみる純愛ロマンス。
16歳のジュニアプロムの夜、兄の親友ジャクソンと踊りながら、ケリーは幸せを噛みしめていた。2年前、ハンサムな彼をひと目見た瞬間に恋に落ちて以来、彼にエスコートされる日を夢見てきたのだ。互いの恋心が高まるまま、2人が浜辺でキスを交わしていると、いきなり罵声が聞こえてケリーは縮みあがった。兄が割って入るなり、ジャクソンを殴りつけて絶縁を宣言したのだ。ショックで涙に暮れるケリーに、ジャクソンは優しく言った。「君が18歳になったらプロポーズするよ」だがケリーの18歳の誕生日当日、彼は現れず……。
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著者紹介スーザン・ブロックマン著者プロフィール
RITA賞を含め、数々の受賞歴を誇るベストセラー作家。1992年に小説を書き始めて以来、たくましいヒーローが活躍するスリリングで読みごたえのある物語を次々と世に送りだしている。執筆のかたわらコーラスグループを組んでCDを出したり、恵まれない人たちのために家を再建するボランティア組織に加わったりと、多才で活発な人物。