愛していると言わないで
本当は愛される自信なんてないから――傷ついた心を優しくつつむ、とろけるほど甘いロマンス。
デートにも尻込みして働いてばかりいるクリステンはうろたえていた。学校を出たばかりの少女とルームシェアをしているが、彼女の保護者役のライアンが頻繁に訪ねてくるようになってからというもの、気が休まるときがないのだ。年上で世慣れた彼は初めて会ったときからクリステンへの関心を隠そうともせず、甘い笑みと情熱的な視線を向けてくる。そのうえ彼女がむきになって距離を置こうとしても、やさしさを見せて心をかき乱す。クリステンはライアンの前で冷静でいられない自分に怯えた。恋をして傷つきたくなんかないのに……。【旧タイトル:セクシーレディ】