めぐり逢う恋はすみれ色
大人気3部作〈Bride Trilogy〉堂々のフィナーレ! 公爵家きってのモテ男に、美しく成熟した幼妻が伝えたのは突然の別れの言葉だった。
公爵家の三男ルールは、アメリカの大手企業のロンドン支社長として実績を上げる傍ら社交界では華やかな浮き名を流していた。ある日、彼の元を“妻”と名乗る女性が訪ねてくる。ルールはそのとき突然思い出した──自分が3年前に結婚していたことを。当時、余命僅かな恩人から、16歳になる娘ヴァイオレットとの結婚を条件に、将来の会社経営を託されたのだ。慌ただしく式を挙げ、一人でボストンを発って以来、妻に会うのは初めてだ。その美しく成熟した姿に見惚れるルールを尻目に、ヴァイオレットは告げた。「離婚してほしいの」
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著者紹介キャット・マーティン著者プロフィール
情熱的でドラマティックなロマンス小説を得意とする全米ベストセラー作家。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校で人類学と史学を修めたのち不動産ブローカーとなり、作家ラリー・J・マーティンと出会って結婚。1985年に執筆業を始め、セクシーな作風が瞬く間に人気を博す。作品は17カ国で訳されており、総発行部数は1,000万部を超える。