清らかな背徳
13世紀初頭、17歳になったエリザベスは修道女になることを決意した。しかし聖堂までの同行者は、殺人者と噂されるイングランド王の御落胤で…。
著者:アン・スチュアート /
訳者:小林町子
訳者:小林町子
燃えるような赤い髪を持つエリザベスは父の城で皆に疎まれ、使用人のように扱われていた。17歳のある朝ついに城を出ることにした彼女は、贖罪の旅の途上にあるウィリアム公の一行とともに聖堂へ向けて旅立った。国王の庶子である彼は貴族の娘を殺した危険人物で、暗い噂には事欠かない。だが何よりもエリザベスをおびやかしたのは、彼が放つ強烈な魅力だった……。ベストセラー作家が中世イングランドを舞台に描く愛と陰謀のヒストリカル・ロマンス。