四世紀の恋人
MIRA文庫10周年記念、読者投票により復刊! 炎の悪夢。それは愛と裏切りの記憶――時を超え、再びふたりの愛が燃えあがる。
時は17世紀。クリスマスの日、魔女の汚名を着せられた女が、助けに来ると誓った夫を待ちながら火刑台で命を落とした。妻のもとへ馬を飛ばしていた夫は道半ばで彼女の最期の叫びを聞き、悲しみと怒りに打ち震えた……。そして現在。今をときめくジュエリーデザイナーのジリアンは、ある晩占い師に奇妙な警告を受けて以来、火事で体を焼かれる夢を見るようになる。そのうえ不審な事故が相次ぎ、毎回ロバートという男に命を救われる。ジリアンは恐怖を抱きながらも彼に激しく惹かれた――まるでそれが運命の定めであるかのように。
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著者紹介ヘザー・グレアム著者プロフィール
情熱的なロマンスとスリリングなサスペンスの名手として名高い、世界的ベストセラー作家。歴史物やパラノーマル作品にも積極的に取り組み、100冊にも及ぶ著作はおよそ20カ国語に翻訳されている。数々の受賞歴を誇り、雑誌やテレビの世界でも活躍するなど、名実ともに人気を得ている作家である。太陽と海をこよなく愛し、作品の舞台としても好んで描く南フロリダに暮らしている。