緑の瞳に炎は宿り
新シリーズ〈Bride Trilogy〉第1弾。19世紀、公爵家のハンサム3兄弟に難問が遺された。まず長男に課せられた遺言は…。
ブランスフォード公爵家の長男ロイヤルは父親危篤の報を受け、長らく離れていた生家へ戻った。かつて栄華を誇った公爵家も今や多額の借金で傾き、屋敷はすっかり荒れ果てていた。いまわの際、ロイヤルは父親と固い約束を交わす。家の再建のため、さる令嬢と政略結婚する、と。数日後、顔も知らぬ婚約者を迎えに出たロイヤルは道中、転覆した馬車を見つけ、女性を救出した。優しい顔立ち、ふっくらした唇、澄んだ緑の瞳──ロイヤルはまだ気づいていなかった。彼女に心だけでなく、公爵家の未来までも奪われようとしていることに。
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著者紹介キャット・マーティン著者プロフィール
情熱的でドラマティックなロマンス小説を得意とする全米ベストセラー作家。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校で人類学と史学を修めたのち不動産ブローカーとなり、作家ラリー・J・マーティンと出会って結婚。1985年に執筆業を始め、セクシーな作風が瞬く間に人気を博す。作品は17カ国で訳されており、総発行部数は1,000万部を超える。