プリンセスは休暇中
愛の国コルディナ Ⅳ
愛の国コルディナ Ⅳ
一度でいいから、普通の女の子になりたくて――ノーラのロイヤル・ロマンス! 〈愛の国コルディナ〉最終話。
カミラはコルディナ公国のプリンセスとして、絶えず注目を浴びる生活に息苦しさを感じはじめていた。特に母親譲りの美貌を持つ彼女は、パパラッチの格好の標的。カミラは精神的に追いつめられ、半ば飛びだすようにして旅に出た。つかのまプリンセスであることを忘れて本当の自分を探すために。ところがすぐに嵐に見舞われて立ち往生してしまう。やむを得ず通りかかった車に助けを求めると、あろうことか運転していた男は迷惑顔で説教を始めた。こんなに無礼で無作法な人、見たことがないわ! でも彼の厚意にすがるしかなくて……。
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著者紹介ノーラ・ロバーツ著者プロフィール
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、160作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える。