闇夜に口づけを
すべて偽りでもいい。この愛さえ真実ならば--闇夜に結ばれたふたりに、夜明けは訪れるのか?
著者:スーザン・ブロックマン /
訳者:黒木恭子
訳者:黒木恭子
それは、ジェスにとってひさしぶりの恋だった。半年前に越してきたハンサムな隣人ロブのすばらしい笑顔と誠実なやさしさ、そしてどこかミステリアスな雰囲気に魅了され、顔を合わせるたびに胸を躍らせる毎日だ。だがちょうど半年前から連続殺人事件が起き、町は不穏な空気に包まれていた。奇妙にも、ジェスに似た女性が次々と狙われていく。犯人像は、彼女に歪んだ愛情を抱く男--FBIによる分析で捜査線上に浮かびあがったのは、なんとロブだった!それでもジェスは心に誓った。世界中が彼を疑おうと、わたしは彼を信じると。