悪魔公爵の子
ヒストリカル・ロマンスの祖ジョージェット・ヘイヤー。リンダ・ハワード一番のお気に入り作品!"傲慢で、放埒"なヒーローを、愛さずにはいられない!
著者:ジョージェット・ヘイヤー /
訳者:後藤美香
訳者:後藤美香
メアリーは、美人で無分別な妹が最近ヴィダル侯爵に言い寄られて、すっかりのぼせていることに懸念を抱いていた。ヴィダルは冷酷と放埒で名高い“悪魔”公爵の息子で、結婚の意思などないことは明らか。妹が愚かにも愛人になるつもりではないかと心配していたとき、彼女は偶然、ヴィダルが妹を深夜の密会に誘う手紙を手にする。家族の評判を守り、侯爵を遠ざけるためにメアリーは一計を案じ、妹になりすまして密会場所に赴いた。だが姿を明かした瞬間、ヴィダルは騙されたと知って癇癪を爆発させ、代わりに彼女を連れ去った!