悪魔公爵の子
ヒストリカル・ロマンスの祖ジョージェット・ヘイヤー。リンダ・ハワード一番のお気に入り作品!"傲慢で、放埒"なヒーローを、愛さずにはいられない!
メアリーは、美人で無分別な妹が最近ヴィダル侯爵に言い寄られて、すっかりのぼせていることに懸念を抱いていた。ヴィダルは冷酷と放埒で名高い“悪魔”公爵の息子で、結婚の意思などないことは明らか。妹が愚かにも愛人になるつもりではないかと心配していたとき、彼女は偶然、ヴィダルが妹を深夜の密会に誘う手紙を手にする。家族の評判を守り、侯爵を遠ざけるためにメアリーは一計を案じ、妹になりすまして密会場所に赴いた。だが姿を明かした瞬間、ヴィダルは騙されたと知って癇癪を爆発させ、代わりに彼女を連れ去った!
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著者紹介ジョージェット・ヘイヤー著者プロフィール
1902年英国生まれ。74年に死去するまでに約60作の著作を発表。綿密な時代考証に基づき、リージェンシーをはじめ英国の歴史を舞台にした恋愛小説を多数著した。ロマンス小説家のほとんどが彼女の作品を愛読し、強い影響を受けたと語り、現代のヒストリカル・ロマンスの原型となった。機知に富んだ会話、個性豊かな人物造形は出色で、今でも世界中のファンの熱は冷めることがない。