思い出は裏切らない
大ベストセラー作家が繊細に綴る官能的な純愛ストーリー
あのゲイブがこの町に戻ってくるなんて……。6年前、ジョイはゲイブに捨てられた直後に事故で両親を失い、その悲しみも癒えないうちに妊娠が判明した。だがゲイブからは、中絶費用として1枚の小切手が送られてきただけだった。小切手を送り返したジョイは苦労のすえに地質学者となり、今は助手たちを引き連れて故郷のロスト・リバー洞窟の調査に情熱を傾けている。そのジョイのもとへ、高名なジャーナリストのゲイブ・ベンチャーが取材に訪れるというのだ。思いがけない再会を前に、ジョイの心の古傷が甘く切なくうずきだした。
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著者紹介エリザベス・ローウェル著者プロフィール
1975年にアン・マックスウェル名義でデビュー。82年よりエリザベス・ローウェルとしてロマンスを書きはじめる。NYタイムズなどベストセラーリストの常連で、受賞歴も豊富。創作範囲はロマンス、SF、ミステリー、歴史小説、ファンタジーなど多岐にわたるが、自分の信念をもっともストレートに表現しているのがロマンスだと話す。同じく作家である夫との共著もある。