愛と運命にさまよい
読みだしたらとまらない、濃厚なロマンス!初邦訳作品 わたしの運命の鍵を握るのは、最高に優雅で冷たい男。
ギルクリスト家の女家長に仕える秘書のケイティはもうすぐ仕事を辞めようと考えていた。一族の企業が傾く今、経営再建を担える後継ぎを探すのが最後の務めだ。血統を引く者の中で才覚があるのは、雇主の孫息子ルークをおいて他にいない。深い事情で絶縁状態にある彼のもとへ直談判に行くが、冷徹にはねつけられてしまう。その薄情さに憤る一方で魔性の瞳に心乱され、彼女は複雑な思いで帰途についた。ところが後日、ルークのほうから力を貸してもいいと言ってきた――ただし、ケイティが彼専属の個人秘書になることを条件として。