幸せを売る王女
ロスト・プリンセス・トリロジーⅠ
ロスト・プリンセス・トリロジーⅠ
王国を追われた3王女を怒濤の運命が待っていた!〈ロスト・プリンセス・トリロジー〉スタート
1808年、スコットランドの村に行商の女がたどり着いた。彼女の正体は、ピレネーの小国ボーモンターニュの第二王女クラリス。革命の嵐吹く祖国を逃れ英国に渡ったが、あるとき国からの連絡が途絶えて路頭に迷い、以来、王室秘伝の美容クリームを売って糊口をしのいでいた。胸にあるのは王家のプライドと故郷への憧憬。だがその日暮らしもすでに5年になる。村の広場で巧みな売り口上を披露するクラリスに、批判的な眼差しを向ける一人の男がいた。領主ヘプバーン卿――村人も恐れる孤高の伯爵は、彼女を領主館へ連れていき……。
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著者紹介クリスティーナ・ドット著者プロフィール
著作豊富なベテラン作家で、アメリカロマンス作家協会RITA賞、ゴールデン・ハート賞など、数々の受賞歴を誇る。NYタイムズのベストセラーリストでも常連。計算しつくされた構成と斬新なストーリー展開で読者を魅了する、ヒストリカル・ロマンス界屈指の実力派。