エデンの丘の花嫁
全米屈指の人気作家が贈る傑作リージェンシー・ロマンス。シリーズ第4話
伯爵家の三男タイセン・シャーブルックは、大伯父の死去に伴い男爵位とスコットランドの古城を相続した。牧師の仕事を休んで領地を訪れた彼は、メアリー・ローズという名の傷を負った美しい娘に出会う。事情を尋ねると、彼女は何度断ってもしつこく求愛してくる幼なじみに襲われそうになり、逃げる途中で溝に転落したのだという。父の顔を知らずに育ち、病気の母とともに親戚の家で厄介者扱いをされている彼女は、誰に頼ることもできないらしい。義憤に駆られたタイセンはメアリー・ローズを守るため、ある罪深い行動に出る……。
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著者紹介キャサリン・コールター著者プロフィール
テキサスの牧場で育つ。テキサス大学で学んだのち、ボストン・カレッジで歴史学の修士号を取得。卒業後はウォール・ストリートで企業幹部のためのスピーチ原稿を起こす仕事に就いた。1978年に処女作を発表。以後、歴史物ロマンスを中心に多くの作品を著し、ベストセラー作家としての地位を築いた。近年では現代物サスペンス・スリラーが人気を博している。カリフォルニア州在住。