ダイヤは密かにきらめく
気高く、美しく、しなやかに闇をくぐり抜ける男に出会える――本格ロマサスの初邦訳!
名も知らぬ大伯父がダイヤモンド鉱を遺して亡くなった。今、その遺産を売るよう迫る謎の男コールを前に、エリンの心は千々に乱れていた。遺産を相続すれば、きっと君は命を狙われると忠告されたが、彼だって味方かどうかわからないのだ。だがコールの冷たく澄んだ瞳に魅了されたエリンは、彼に鉱脈探しの手伝いを頼み、成果があれば半分を譲ると申し出た。するとコールは、彼女がこちらの“命令”に従うならと答えた。契約が成立するや、彼はさっそく、ダイヤモンドが発見されるまで常に自分のそばで寝るようエリンに命令した。
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著者紹介エリザベス・ローウェル著者プロフィール
1975年にアン・マックスウェル名義でデビュー。82年よりエリザベス・ローウェルとしてロマンスを書きはじめる。NYタイムズなどベストセラーリストの常連で、受賞歴も豊富。創作範囲はロマンス、SF、ミステリー、歴史小説、ファンタジーなど多岐にわたるが、自分の信念をもっともストレートに表現しているのがロマンスだと話す。同じく作家である夫との共著もある。