スタニスラスキー Ⅱ レディーを誘惑
超人気作家ノーラ・ロバーツの名シリーズ第2話! 育った世界も、性格も正反対。彼に惹かれるはずなんてない──。
「スタニスラスキーだ。住人を代表して来た」突然オフィスに現れた男の居丈高な態度に、シドニーは面食らった。祖父から会社を継いだばかりなのに、早くも問題が持ち上がったようだ。聞けば、彼女の会社が所有するアパートメントが老朽化し、再三修繕を求めているのに回答がないという。寝耳に水の彼女は一方的に侮辱されて怒りを覚え、話もそこそこに相手を追い返した。だが、彼が訴えた言葉が耳から離れない。そのまま会社を出たシドニーの足は、くだんの物件へと向かっていた――彼の責任感と情熱を秘めた瞳に心動かされて。
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著者紹介ノーラ・ロバーツ著者プロフィール
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、160作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える。