ふたりきりの光
ベストセラー作家シャロン・サラの別名義、ダイナ・マコールの最新刊
山奥の小さな家で暮らすルースは、脅迫まがいの手紙を送りつけられ不安を感じていた。そんなある日、飼い犬が罠にはまり大怪我をした。助けを求めて麓の町までおりると、見知らぬひとりの男がいる。金色に輝く不思議な瞳の男ジョーナ・グレイ・ウルフは何もきかぬまま犬に駆け寄った。彼が手を触れたとたん、まばゆい光が辺りを包み、傷が瞬く間に消えていく。驚く彼女を尻目にジョーナはすぐさま立ち去ろうとした。このまま行かせてはだめ──突き動かされるようにルースは彼を引きとめた。何者かもわからない男に強く惹かれて。
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著者紹介ダイナ・マコール著者プロフィール
オクラホマ州で生まれ育ち、現在も暮らす。斬新なテーマを積極的に取りあげ、スリリングで冒険的な作品を世に送り出している。その基盤には、人間への深い信頼と、苦悩を乗り越えて生きる力強さがある。作品に込められた、自分の手で幸せをつかもうというメッセージに励まされる読者も多い。シャロン・サラ名義でも数多くの作品を発表している。