スタニスラスキー Ⅰ
月が微笑む夜に
月が微笑む夜に
傷ついた二人が、新しい街で出会った。ノーラ・ロバーツの人気シリーズ スタニスラスキー一族の物語 スタート!
ある日、ナターシャが経営するおもちゃ店へ家族連れがやってきた。幼い娘の手を引き、熱心に商品を見る父親。魅力的な彼に思わず目を吸い寄せられていると、男性が彼女の存在に気づき見つめ返してきた――欲望もあらわな瞳で。とたんに相手の意図を察した彼女は無視を決めこむ。思いだすのもつらい理由から、これまでずっと異性の誘惑を避けてきたのだ。しかも彼には家庭があるのにあまりに無責任だわ。そんな心の声を押し殺すナターシャだったが、男性の唇からディナーへの誘い文句がこぼれた瞬間、彼女の怒りに火がついた!
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著者紹介ノーラ・ロバーツ著者プロフィール
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、160作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える。