快楽の園
キャンディス・キャンプが別名義で描いた伝説の現代ロマンスがここに甦る!
著者:キャンディス・キャンプ /
訳者:鹿沼まさみ
訳者:鹿沼まさみ
最愛の夫をなくしたステファニーのもとに、亡夫の親友ネイルが訪ねてきた。彼はこの1年半ものあいだ、悲しみに打ちひしがれたステファニーを慰めて絶えず支えてくれたが、最近はあまり顔を見せなくなっていた。友人の死を悼む暇も与えず、彼の親切に頼りきっていたのが迷惑だったのかもしれない。久しぶりに会ったネイルは変わらぬ優しさを目にたたえ……ほのかな情熱を漂わせている。安らぐはずの心が突然ざわめき、ステファニーは体の奥になじみのない疼きを覚えて戸惑った。大切な友人に惹かれるなんて、あってはならないわ。