紅の夢にとらわれて
世界的ベストセラー作家ジェイン・A・クレンツが描く運命の愛。
オレゴン州の田舎町で、休暇中のダイアナは作家のコルビーと出会う。彼に誘われ、ダイアナは“鎖につながれた女性の滝”と呼ばれる滝を訪れた。遠い昔、この滝の裏にある洞窟には戦士にとらわれた娘が鎖につながれていたという。娘は屈服したと見せかけて戦士を刺し殺し、死に際の戦士は娘に呪いをかけた……。コルビーから伝説を聞き終えたダイアナは思わず身震いした。目の前では、とどろく滝が夕陽に映えて真っ赤な血の色に染まっている。それは、時を超えて甦る悲しい愛の序章だった。2部作〈チェインド・レディの伝説〉前編。【旧タイトル:よみがえった伝説】
-
著者紹介ジェイン・A・クレンツ著者プロフィール
カリフォルニア州で歴史学と図書館学を修了し、司書として働いたあと1979年より作品を発表。以降アマンダ・クイックやジェイン・キャッスル、ステファニー・ジェイムズなど7つの作家名を使い分け、バラエティに富む著作は130冊を超える。最近では連続30作以上がニューヨークタイムズのベストセラーに入り、不動の人気を誇っている。講演や小説以外の執筆にも積極的で、ロマンス小説について書いたエッセイ集が女性学の機関による賞を受賞した。