ゲームの終わり
人気ロマンス作家が描く、官能と切なさが交錯する大人の恋の駆け引き。
著者:マロリー・ラッシュ /
訳者:岡聖子
訳者:岡聖子
イブの夜、クリスは絶望に打ちひしがれていた。この4年間、亡き夫への思いを胸にひとりで娘を育ててきたが、愛する男性が側にいない人生に耐えきれなくなったのだった。そのとき不意に、玄関を叩く音が響いた。今度はどの親戚だろう? 顔に笑みを張りつけて扉を開けたクリスはその場に凍りついた。グレッグ・レイノルズ——忘れられない初恋の人。車が故障したという彼を送る道すがら、クリスは彼が離婚したことを知る。そして別れ際、グレッグはある提案をした。それは、あまりにも甘く切ないアバンチュールの始まりだった。