ハニーは涙を流さない
二度と諦めたくない、せつない愛がある。純度100%のピュア・ロマンス
「やあ、P・J」懐かしい声を耳にしたとたん、プリシラ・ジェーンの体に甘い震えが走った。いったいなぜ、ジェイリッドが――忘れられない初恋の人が、突然目の前に現れたの? 彼は17歳のころもハンサムだったが、いまはその容貌に磨きがかかり、目をそらせないほど魅力的な男に成長していた。再会の喜びも束の間、ジェイリッドはいまの自分はプロの探偵だと告げた。唖然とする彼女を尻目に彼は続けた。「君が契約しているレコード会社に依頼されたんだ。ツアーに同行し、君がステージに穴を開けないよう見張ってほしいとね」
-
著者紹介スーザン・アンダーセン著者プロフィール
現代的でセクシーなロマンスを得意とし、NYタイムズをはじめとする全米各紙ベストセラーリストの常連。初期には完璧な女性像を描いていたが、最近では等身大でリアルなヒロインが多いという。J・A・クレンツ、S・キャメロン、E・ローウェル、L・フォスターらと共同でブログを持つなど、ロマンス作家のあいだでも顔が広い。ワシントン州シアトル在住。