湖畔の城の花嫁
全米屈指の人気作家が描く傑作ヒストリカル。<シャーブルック・シリーズ>第3話。
著者:キャサリン・コールター /
訳者:富永佐知子
訳者:富永佐知子
伯爵家の令嬢シンジャン・シャーブルックは舞踏会で長身の男性にひと目惚れした。漆黒の髪に、吸い込まれるような群青色の瞳。まさに理想の相手と確信し、さっそく情報収集を始めたところ、彼の名はコリン・キンロス、スコットランドの領主だとわかった。数日後、劇場で再びコリンを見かけたシンジャンは、知り合いになろうと近づいてある話を耳にした。貧乏のせいで彼の城は朽ち果て、すぐに富豪の花嫁を見つける必要があるんですって! シンジャンはためらいもせずコリンの前に進み出ると、きっぱり告げた。「うちは裕福よ」