オハーリー家の物語 Ⅲ デイライト・クイーン
粗野で型破りな男が、“氷の女王”のハートに火をつけた!オハーリー家の長女シャンテルに訪れた熱い恋の予感。
「これまでに寝た男の名前を挙げるんだ」護衛のクインが放ったぶしつけな言葉に、シャンテルは閉口した。不快な愛をささやく嫌がらせ電話の犯人を探るためとはいえ、あまりにも失礼だわ! 一方、その強硬な態度が頼もしいのも事実だ。彼に守られていると思うだけで、安心感とともに胸の高鳴りさえ覚える。だが彼女の仕事仲間や友人をも疑う徹底ぶりに抵抗を示すと、クインは激しいキスで苛立ちをぶつけ、別の護衛を探せと冷たく告げた。するとそこへ、シャンテルの不安を嘲笑うかのように、例の不気味な電話がかかってきて……。
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著者紹介ノーラ・ロバーツ著者プロフィール
メリーランド州に育ち、1981年『アデリアはいま』でデビュー。以来、天性のストーリーテラーとして精力的に執筆を続ける。98年『マクレガーの花婿たち』で初めてNYタイムズのベストセラーリスト第1位に輝き、翌99年以降の作品はすべてランクイン。J・D・ロブ名義で書いたものも含め、160作以上のベストセラーを世に送り、総発行部数は4億部を超える。