竜の子爵と恋のたくらみ
背徳の貴公子 Ⅱ
背徳の貴公子 Ⅱ
リサ・クレイパス絶賛のリージェンシー3部作〈背徳の貴公子〉第2弾。19世紀英国、スキャンダラスな恋の予感に、社交界が息をのんだ!
公爵令嬢レジーナは、兄と友人ルイーザの交際を認めてもらうためにドレイカー子爵の屋敷を訪れた。ルイーザの兄である子爵はその粗野な風貌から“ドラゴン子爵”とあだ名され、領地で隠遁生活を送っているという。そして、どういうわけかレジーナの兄を毛嫌いしているらしい。面会を断られたレジーナは子爵の書斎に押しかけ、兄とルイーザを子爵の監視下で1カ月間交際させてみることを提案した。さんざん渋った末、子爵は低く轟くような声で言い放った。「わかった、要求をのもう……そのかわり、俺もあんたと交際させてもらう」