ノークロフト伯爵の華麗な降伏
独身貴族同盟
独身貴族同盟
〈独身貴族同盟〉歓喜のフィナーレ! 伯爵の館に記憶喪失のレディが運ばれて…。
友人が次々に結婚し、ノークロフト伯爵オリヴァーは取り残された気分だった。結婚に抵抗がない自分がいちばん長く独身でいるとは皮肉なものだ。田舎の領地に戻って退屈していたある日、彼の屋敷に気を失った淑女が担ぎ込まれてきた。麗しい女性は我が家を訪ねてきたようだが、目を覚ましたとき、いっさいの記憶をなくしていた。オリヴァーは素性を訝しみながらも、瞳に不安をたたえた彼女にしだいに心惹かれていく。だが、偶然に思えたこの出会いには思いもよらない計画が隠されていた。記憶喪失は彼女の演技なのか、それとも……。
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著者紹介ヴィクトリア・アレクサンダー著者プロフィール
ネブラスカ大学を卒業後、TVレポーターとして華々しい成功を収めたのち、1995年に作家デビューを果たす。これまでに20作以上のヒストリカル・ロマンスを世に送りだし、そのたびに各紙ベストセラーリストの上位に登場している。夫はTV局の元同僚で、彼の名前は作品中の亡夫役としてしばしば使用されているという。ネブラスカ州オマハ在住。