白い迷路
眠らぬ街に交差するふたつの事件。謎を解く鍵は、死者の声——見えざる者に導かれた男女が織りなす、ロマンティック・サスペンス。
著者:ヘザー・グレアム /
訳者:風音さやか
訳者:風音さやか
“死者の街”ニューオーリンズのツアー会社で働くニッキは、ある晩、助けを求める友人の声で目が覚めた。おかしな夢を見たと思い再び眠りにつくが、翌朝、その友人が死んだことを知る。不自然な死に動揺する彼女の前に、漆黒の髪と緑の瞳の不思議な男性ブレントが現れる。その目に見つめられた瞬間心がざわめいたが、彼はなぜかニッキの周囲で起こる不可解な出来事に興味をしめし、協力を申しでて……。