霧のぬくもり
読者を新たな境地へと誘う、愛と謎の物語。 それは、一本の赤い薔薇から始まった…。
祖父母が残してくれた家に移り住むことになったクリスティナ。ここオーランドで過ごした少女時代の日々は、懐かしい思い出として今も心に残っている。祖父の死から12年――彼女は美しく成長していた。かつて密かに想いを寄せていたジェドと再会し、クリスティナの気持ちは揺れ動く。だが、運命のいたずらはそれだけではなかった。祖父が亡くなった同じ日に、一人の男性が犯罪者とみなされて不名誉な死を遂げていたという。過去の不思議な縁に導かれるようにして彼の存在を知ったクリスティナは、ジェドとともに謎を追う……。
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著者紹介ヘザー・グレアム著者プロフィール
情熱的なロマンスとスリリングなサスペンスの名手として名高い、世界的ベストセラー作家。歴史物やパラノーマル作品にも積極的に取り組み、100冊にも及ぶ著作はおよそ20カ国語に翻訳されている。数々の受賞歴を誇り、雑誌やテレビの世界でも活躍するなど、名実ともに人気を得ている作家である。太陽と海をこよなく愛し、作品の舞台としても好んで描く南フロリダに暮らしている。