伯爵と窓際のデビュタント
「断言しよう、英国社交界に“真実の愛”は存在しない」――愛を夢みるデビュタントが出会ったのは、愛に裏切られた伯爵。 ロレイン・ヒースの華麗なるヴィクトリアン絵巻
ロンドンの貧民街の書店。19歳の店主ファンシーは、 ある伯爵夫人が夫へ遺した手紙に、うっとりとため息をついた。 “貴族と結婚して極上(ファンシー) の人生を”と願う家族のため、 箱入り娘に甘んじてきたけれど、この手紙は貴族界にも真実の愛があると教えてくれる。 そこへ現れたのは、界隈では見かけないような優雅で見目麗しい紳士。 彼こそ、愛なき結婚生活に傷つき、社交界から逃れてきた伯爵本人で……。
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著者紹介ロレイン・ヒース著者プロフィール
イギリス、ハートフォードシャーの生まれ。作家になるのが長年の夢で、テキサスの大学を卒業後、マニュアル本やプレスリリースのライターといった職を経て、念願の小説家デビューを果たす。USAトゥデイやNYタイムズ紙のベストセラーリストにたびたび登場し、受賞歴も多数。