心の瞳で見つめたら
その瞳に僕が映らなくても、そばで君を守れたら。 世間知らずと思っていた令嬢は、悲しい運命を生きていた―― 心揺さぶる、真実の愛
送迎サービス会社を経営するローガンは深夜、1本の電話に呼びだされた。 他に人手がなく自ら車を走らせた彼を待っていたのは 大物実業家の一人娘ジェンナ・フォーダイス。 怪我をして足取りも覚束ないジェンナを見て、 どうせ酔っ払った金持ちのわがまま娘だろうと冷ややかに思うローガンだったが、 診察した医師は意外な言葉を口にした。 彼女は酔ってなどいない、目がほとんど見えないのだと。