銀色に輝く季節
〈マッケトリック家シリーズ〉、ファン待望のヒストリカル。閉ざされた列車の中、あなたは私の心を開いた。
師範学校を卒業したリジーは故郷へ向かう列車に揺られていた。長い旅も終わりに近づき、あと3時間もすれば我が家に帰れる。だが今、リジーの心を占めているのは一人の乗客のことだ。医師らしい男は親切にも子連れの女性の代わりに赤ん坊をなだめている。それを見てリジーの胸が疼いたとき、男と目が合った。その瞬間すさまじい地響きが起こり、列車が急停車した。雪崩に遭って脱線したのだ。吹雪のため助けを呼ぶこともできず、列車の中は急激に冷えこんでいく。不安が募るなか、二人は助けが来ることを信じて手を取りあった。
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著者紹介リンダ・ラエル・ミラー著者プロフィール
数々の受賞歴を誇る全米ベストセラー作家。これまでに70作以上のロマンス小説を発表し、近年では新作を出すたびに各紙ベストセラーリストの上位にランクイン。2007年には米国ロマンス作家協会の特別功労賞を受賞した。また社会貢献活動にも積極的で、女性のための奨学金を設立し、人々の夢の実現を支援している。ワシントン州スポーケン在住。