永遠を探す王女
ロスト・プリンセス・トリロジーⅡ
孤独な侯爵を誘拐した王女エイミーの運命は…。国を追われた3王女の物語、〈ロスト・プリンセス・トリロジー〉待望の第2弾!
著者:クリスティーナ・ドット /
訳者:南亜希子
訳者:南亜希子
ボーモンターニュの第三王女エイミーはデボン州の小島に流れ着き、島民の家でつましく暮らしていた。9歳で国を追われて以来、姉クラリスと放浪生活を送っていたが、2年前、祖国に帰る夢を捨てない姉に嫌気が差し、新たな人生を求めて逃げだしたのだ。そのエイミーに救いの手を差し伸べたのが、親切な島の人々だった。彼らは貧しかった。というのも、傲慢な領主ノースクリフ侯爵に搾取されているせいだ。生来の正義感が頭をもたげ、エイミーは突飛な計画を思いつく——侯爵を誘拐して身の代金を要求し、島民のために使うのよ!