カナリアが見る夢は
20世紀初頭の英国。自由と激動の時代に愛された乙女は、稀代の歌姫として羽ばたきはじめる―― ペニー・ジョーダン幻の未邦訳作!
歌手になるという幼い頃からの夢を叶えるため、希望を胸にリバプールへやってきたヘッティ。 だが、刺激に満ちたこの街で待っていたのは、屋根裏での共同生活や苛酷な待遇だった。 そんな日々を懸命に生きる彼女に、あるアメリカ人実業家が目を留める。 その手腕によって夢への階段を上っていくヘッティは彼に惹かれていくも、心の片隅にはいつも兄のように慕っていた幼なじみのジョンがいて……。
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著者紹介ペニー・ジョーダン著者プロフィール
ペニー・ジョーダン PENNY JORDAN イギリス生まれ。30代になって初めて本格的に小説を書き始め、人々の内面の葛藤や人間模様を描いて世界中の女性たちの共感を得る。総発行部数は全世界で1億部を超える、ロマンス界の第一人者。2011年12月、がんのため65歳の若さで惜しまれつつ生涯を閉じる。