ふたりだけの荒野
命を狙われる無法者と、命を救う手を持つ美貌の医師。 過酷な逃避行の先に生まれる愛は……。 リンダ・ハワード、ウエスタン三部作最終章!
雑多な炭鉱の町シルバー・メサで亡き父親の診療所を継いだアニー。彼女は町唯一の医者として多忙な日々を送っていた。ある晩、ひとりの男が彼女のもとを訪れる。たくましい長身、オオカミのような瞳をした男は銃で撃たれ、立っているのもやっとの様子だった。傷口の処置をしながらも、なぜか心かき乱されながるアニーだったが、あろうことか男は彼女に銃口を向け、ともに来るよう命じーー
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著者紹介リンダ・ハワード著者プロフィール
アラバマ州生まれ。少女のころから書くことが大好きで、自分の楽しみのために作品を書きためてきたが、1980年、30歳で作家デビューを果たした。以降、情熱的なロマンスを中心に多くの作品を発表し、アメリカをはじめ世界各国で人気は高まる一方。とくに彼女の描くヒーローは世界中の女性をとりこにしている。現在も生まれ故郷のアラバマ州に夫とともに暮らしている。