流れついた紋章
著者:エレイン・コフマン /
訳者:後藤美香
訳者:後藤美香
1740年スコットランド、ハイランド地方。ある夜、一隻の船が座礁し、美しい半裸の娘が海岸に打ちあげられた。高貴な雰囲気を漂わせ、フランス訛で話す彼女は、モンリー伯爵の保護下に置かれた。寝食をともにするうち、互いの魅力に抗うすべもなく二人は急激に惹かれあう。それでも娘は、記憶喪失を装いつづけた。みずからの素性を明かすことは、彼女にとって身の破滅を意味していた……。全米の批評家から絶賛された愛と疑惑のヒストリカル・ロマンス。