欺きのワルツ
あの美しい悪魔を、愛してはいけない。 ──社交界に悪名を轟かす放蕩者との、耽美なリージェンシー・ロマンス
19世紀初頭のロンドン。借金を重ねた準男爵の父親を亡くし、すべてを失ったアネリーゼは、裕福な家に世話になりながら貴婦人の話し相手や付き添いをしている。今回の滞在先であるチップル家では、社交界デビューを間近に控えた一人娘を貴族に嫁がせるための指南役を任された。だが花婿の最有力候補は、よりによって悪名高きクリスティアン・モントカーム。彼の悪魔的な魅力と放蕩ぶりを知るアネリーゼは、無垢な令嬢に手を出さないよう、彼に直接釘を刺すことにする。まさか彼の矛先が自分に向けられるとは思いもせずに……。
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著者紹介アン・スチュアート著者プロフィール
数々の受賞歴を誇る全米ベストセラー作家。少女のころから文章を書くのが好きで、25歳のときに初めて小説を出版。以後、幅広いジャンルで旺盛な執筆活動を続ける。官能的なタッチとスリリングな展開が世界中で人気を博し、“ロマンス・フィクションの旗手”との呼び声も高い。