ハイランドの侯爵の花嫁
19世紀社交界に咲いた、壁の花の恋。未来の侯爵と英国一の美女。完璧な二人の結婚に、平凡な私が入りこめるわけもないのに…。
サブリナ・ランバートは、社交界の誰もが認める壁の花だ。とうに結婚をあきらめ、ひとりで生きていく覚悟を決めた彼女は、とある青年に出会う。燃えるような赤毛、息をのむほどハンサムな彼は、侯爵位を継ぐために英国へとやってきたハイランダー。ぱっとしない顔立ちではなく、心そのものを見てくれる彼に、サブリナは強く惹かれていく。しかし彼は、数日後に英国一の美女と結婚する運命にあった。完璧な二人の間に、平凡な自分が入っていけるはずもない──サブリナは切ない想いを胸に秘め、いい友人として彼に接するが……。
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著者紹介ジョアンナ・リンジー著者プロフィール
ヒストリカル・ロマンス界で最も人気のある作家の一人。NYタイムズ紙のベストセラーリストの常連で、1位に輝いた作品も多くある。