スウィート・ベイビー
記憶の片隅で、小さな少女が泣いている──癒しの作家シャロン・サラ、涙の名作!
著者:シャロン・サラ /
訳者:平江まゆみ
訳者:平江まゆみ
ヴィクトリアには幼い頃の記憶がない。両親の顔さえ知らず、気がついたときにはひとり里親の家を転々としていた。だからだろう、恋人のブレットにすら完全には心を開けずに、写真家としての仕事に没頭する毎日だ。ある日、撮影旅行から戻ったヴィクトリアは、現像した一枚の写真に目を奪われた。そこに写るのは、むっつりした表情の老いた男──まったく見覚えのない男だというのに、彼を目にした日から、ヴィクトリアは夜ごと悪夢にうなされるようになる。これは、失われた過去と何か関係があるの? この男はいったい誰……?
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