スウィート・ベイビー
記憶の片隅で、小さな少女が泣いている──癒しの作家シャロン・サラ、涙の名作!
ヴィクトリアには幼い頃の記憶がない。両親の顔さえ知らず、気がついたときにはひとり里親の家を転々としていた。だからだろう、恋人のブレットにすら完全には心を開けずに、写真家としての仕事に没頭する毎日だ。ある日、撮影旅行から戻ったヴィクトリアは、現像した一枚の写真に目を奪われた。そこに写るのは、むっつりした表情の老いた男──まったく見覚えのない男だというのに、彼を目にした日から、ヴィクトリアは夜ごと悪夢にうなされるようになる。これは、失われた過去と何か関係があるの? この男はいったい誰……?
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著者紹介シャロン・サラ著者プロフィール
オクラホマ生まれ。存在感のあるキャラクターと刺激的なプロットを得意とし、各紙ベストセラーリストの常連。実生活で様々な葛藤を経験した彼女の作品は、エンターテイメント性の高いサスペンスの中にも人間への深い愛情が込められている。作品で人を癒すことが最大の喜びと語る。ダイナ・マコール名義でも多くの作品を著し、ひと味違った作風でファンを増やしている。