ハートの奥まで触れないで
愛なんていらない。大切な人はいつも、いつか消えてしまうから──天涯孤独の彼女× 最高にセクシーな彼の、火傷しそうに熱く切ない恋物語。
著者:ローリー・フォスター /
訳者:西江璃子
訳者:西江璃子
結婚式のエスコート役を引き受けてくれたら、一度だけあなたとベッドをともにする──スタックがそう持ちかけられたのは突然のことだった。天使のように無邪気で、罪深いほど官能的な肢体を持ち、男なら誰もが求めてやまない女ヴァニティ・ベイカー。彼女がなぜ自分に声をかけたかはわからないが、永遠のように長い数週間のあと、ついに約束の夜はやってきた。甘い期待に胸躍らすスタックだが、彼は知る由もなかった。あくまで後腐れのない関係を求めるヴァニティが、決して明かすことのない切ない想いと過去を秘めていることを。