狙撃手ミラの告白
家族のため、祖国のため。少女は敵を撃つ——第二次大戦下、309人の敵を仕留めたソ連の伝説のスナイパー。実話に基づく歴史ミステリー!
著者:ケイト・クイン /
訳者:加藤洋子
訳者:加藤洋子
1941年。狙撃学校を優秀な成績で修了した大学院生のミラ・パヴリチェンコは、ドイツのソ連侵攻を受けて軍隊に志願した。劣勢の前線に送られ、日々仲間を失う苛烈な状況のなか、ライフルを手にひたすら己の任務を遂行する。やがて凄腕の狙撃手として知られるようになったミラは、戦局の鍵を握るアメリカへ渡り支援を仰ぐ派遣団に抜擢されるが、そこには合衆国大統領の暗殺計画が待ち受けていた——。