一夜の夢が覚めたとき
NYタイムズベストセラーリストNo.1作家 マヤ・バンクス──住む世界の違うあなたに触れた、ただ一度の夜。
著者:マヤ・バンクス /
訳者:庭植奈穂子
訳者:庭植奈穂子
楽園のような島でホテルオーナーのアシスタントの職を得たジュエルは、出勤日を控えたある夜、一人の男に声をかけられた。黒髪で端整な顔つきに堂々とした物腰──甘く誘われ、柄にもなく素性のわからぬ相手と一夜を過ごしてしまったジュエル。互いに名前も告げずに別れたが、出勤初日、オーナーのオフィスで待っていたのはその彼、ギリシア人富豪ピアズだった。しかもジュエルに気づいた彼は、なんの説明もないまま彼女を即刻解雇する。そんな冷淡な仕打ちに追い打ちをかけるように、ピアズの子がお腹にいるとわかり……。